目次
リボ払い、こんな使い方していませんか?
どどど、どうしてですか??
毎月返済してますよ!!?
リボ払いとは?(赤いリンゴと青いリンゴ)
あなたはりんご狩りを仕事にしている女の子、毎月遠くの山までリンゴを取りに出かけています。
でも今月は風邪をひいたり、お祭りの準備だったり大忙し!隣の山までりんごを取りに行く時間はありません。
困ったあなたに1人のあばあさんが近づいてきて言いました。
「1ヶ月に10%の利息でりんごを貸してあげますよ。」
この場合、「10個」りんごを借りたので1ヶ月後に返済するリンゴの数は「11個」になります。
来月なら取りに行けると考えたあなたは言いました。
「ありがとう、おばあさん!よろしくお願いします!」
そして、1ヶ月後・・。
おばあさんがやってきて言いました。
「返済のリンゴを受け取りに来ました。」
あなたは言いました。
「ごめんなさい、おばあさん。。今手元に1つしかりんごがないの、、返済を待ってもらえないかしら?」
おばあさんは微笑んで言いました。
「忙しそうなお嬢さん、あなたならリボ払いで返してもらえれば良いですよ。」
「リボ払い??」
不思議そうにあなたは尋ねます。
「毎月、あなたのできる限りの範囲で返してもらえればいいってことですよ。」
「いくつ返すかは、あなたに決めて頂いて構いません。」
おばあさんは微笑んだまま言いました。
「え!!そんなことしてもらっていいんですか??おばあさんの食べるリンゴはあるんですか??」
あなたは驚いて言います。
心配そうに見つめるあなたにおばあさんは言います。
「いえいえとんでもない。私は1度にそんなに食べれないですからね。毎月1つもあれば十分ですよ。」
「ありがとう、優しいおばあさん!じゃあ、お言葉に甘えて毎月1つずつ返させてもらってもいいかしら?」
嬉しそうにあなたは言います。
「とんでもないですよ、じゃあまた来月1つのリンゴを受け取りに来ますね。」
少し笑ったような顔をして、おばあさんは帰っていきました。
それからあなたは毎月毎月、1つずつリンゴを返していきました。
そして、10ヶ月後・・。
合計10個のりんごを返したあなたは言いました。
「おばあさん、本当にありがとう!来月で最後ですよね?」
おばあさんは言いました。
「いえいえ、お嬢さん。お嬢さんに貸しているりんごは残り・・・。」
「10個です。」
「えええっ!!!?」
「お、おばあさんっ!私、今まで10個のリンゴを返しましたよね???
な、なんでまだ10個も借りていることになっているんですか???」
慌ててあなたは言います。
「ほっほっほ、お嬢さん」おばあさんは笑いながら言いました。
「最初に行った言葉、覚えていますか?」
「え、ええ・・利息10%で貸してくれるって言っていましたよね?
だ、だから10個借りたので利息分が1個増えて合計11個返せばいいんじゃないんですか??」
あなたは一生懸命おばあさんの言葉を思い出しながら話します。
「利息の期間は?」
おばあさんはゆっくり言います。
「え、」
おばあさんはさらにゆっくり言います。
「利息の期間はどのくらいでしたか?」
あなたの顔色がゆっくり変わっていきました。
「お嬢さんにわかるように説明してあげようか。」
そう言いながら、おばあさんは赤いリンゴと青いリンゴを取り出しました。
「お嬢さんに貸したりんごは10個、これを赤いりんごとしようか。
そして、1ヶ月後。利息で生まれたりんごがこの青いりんご。」
「お嬢さんが1ヶ月後、リンゴを1個返してくれたから利息分の青いりんごが消えて残り10個の赤いリンゴになったのさ、ここまではわかるかい?」
「え、ええ。」あなたはうなずきました。
「じゃあ、さらに1ヶ月後、毎月10%の利息がかかるとどうなるかもう1度考えてごらん。」
おばあさんはゆっくり言いました。
あなたは落ち着こうと呼吸をゆっくりしてから考えました。
・・少しすると、あなたはその綺麗な瞳を今まで以上に大きくしていいました。
「あ、・・青いりんごが生まれるわ」
「お嬢さんがこの10ヶ月やってきたことはこの繰り返しさ、青いりんごを返して返して返し続けてきたってことさ。
だから、お嬢さんに今、貸しているリンゴの数は・・。」
「10個。」あなたはおばあさんの言葉を遮るように言いました。
「ヒッヒ!」おばあさんは嬉しそうに笑いました。
そして、続けて言いました。
「お嬢さん、・・来月何個返すカネ?」
借金を返済するには!
まとめ
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返済できる額しか借りない。
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リボ払いは使わない。
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使った場合は元本(赤いりんご)の返済を考える
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
また読んでいただけると嬉しいです。
dan&sun
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